苗字 松本の由来
松本姓に関する由来・ルーツのページです。"松本"がつく地名、同姓の多い地域、使われている字の意味、成り立ちや出自といった様々な観点でルーツを検証しています。またユーザ様よりよせられたこの苗字の由来、逸話等を掲載しております。掲載されていないルーツや逸話をご存知の方は教えていただけると助かります。
名字の由来と起源
【皆さんからいただいたコメント】
- 一之太刀(甲陽軍鑑 末書結要本) 一、塚原卜伝といふ兵術の上手、すくれたる名人是なりしさいは、此卜伝太刀の極意、一つの太刀と名つくるなり 此太刀をつかひ出す者は、松本備前守なり 【伝説】鹿島神宮の祝部であった松本備前守政信は千日神に祈り、源義経奉納の伝書を賜る。この伝書の術技に工夫を加え、神流(鹿島神流)を創始して中秘伝 一之太刀を開眼した。神流の極秘伝は魔之太刀であったが、その後、塚原卜伝へと伝えられた一之太刀の術技は崇高の域へと高められ、太刀の極意となる。
- 江戸時代(享保19年)に近江国膳所藩(滋賀県大津市)編纂の「近江輿地史略」には、志賀郡松本村の民部古城についての記述があります。
○民部古城址 土俗相傳、むかし松本民部と云者あり 三井寺の僧と戦て死すと云 其城地の跡也と云 今は田の字となれり 今土人 瓦土を採取處也 此邉惣て好風景なり 東川の堤斜に、後は山、前は田也 長等・比叡・比良も山續にして、大津の人家及湖水等までも見渡され、景色よし 此邉の土性、よく瓦を造に勝れたりと 此邉の瓦造、土を穿取、高き處も日々低くなり、木樹有山も次第に切り開て田畑となせり 百年の後は、地形も通かはりて、今のむかしを見る如くなるべし 扨此松本民部は、【武囈小傳】及【射家系譜】を按ずるに、松本民部少輔は、佐々木源氏の家族にして、吉田上野介道寶が季の子也 大津松本に居して後、越前にて戦死すと見えたり 三井の僧徒と戦ひ死せしこと見へず 誤傳ふるなるべし
- 江戸時代、伊予西條藩(愛媛県西条市)編纂された地誌『西條誌』には、伊予松本家について以下のような記述があります。
古き家にて、先祖、松本兵部丞秀範と云もの上杉家に属す 其孫、備前守政信、卜傳流の剣術を創む 其子政之、江州志賀郡大津松本の地より當國へ渡り、松本豊後守と名乗、周敷郡赤穂の城に居しと云 ヶ様に系譜を書たるものを持傳ふ もしいよいよ然らバ、今の零落せる様、憐ムベし
- 父親の出身が鳥取県米子市で菩提寺に行くと、お墓がほとんど松本家累代の墓で、本家の人は、入って何番目、右から何番目と数字で覚えています。
- このコメント欄に登場している人物の解説です。
・『松本民部』=松本民部少輔:近江国志賀郡松本城主(松本流弓術開祖、吉田上野介道寶の四男)民部古城とは近江国松本城
・『吉田上野介道寶』=吉田出雲守重賢(1463-1543):近江国川守城主(吉田流弓術開祖)
・『松本兵部丞秀範』=松本兵部元実:信濃国府八幡宮(筑摩神社)宮司(後に山内上杉家を頼り信濃から関東へと移る)
・『備前守政信』=松本備前守政信(1468-1524):常陸国一之宮(鹿島神宮)祝部(鹿島神流開祖、門人に塚原卜伝や上泉伊勢守信綱)
・『松本豊後守』(?-1578?):伊予国周敷郡松尾城主
文字の意味から由来を探る
松の由来
種類: | 会意兼形声文字 |
意味: | まつ。樹木のまつ。 |
由来: | 「木+音符公(つつぬけ)」。葉が細くて、葉の間がすけて通るまつ。 |
本の由来
種類: | 指事文字 |
意味: | もと。おおもとの。 書物。 正式な。 主要なもの。書物などを数える助数詞。 |
由来: | 木の根の太い部分にー印や・印をつけて、その部分を示したもので、太い根もとのこと。 |
地名から由来を探る
地名を起源とする名字は多くあります。「松本」を含む地名は全国に多数存在するため一部のみ表示しています。
※発祥の地や何らかの関わりがあることを保障するものではありません。もし
記載の地名と発祥の関係をご存知の方は是非教えてください。
住んでいる地域から由来を探る
本サイトのデータでは松本姓の方は全国に631300世帯ほどいるようで、日本で15番目に多い名字のようです。 最も多く住んでいらっしゃる都道府県は大阪府のようです。その後東京都、埼玉県にいらっしゃる方が多くなっているようです。都道府県別在住数が2番目に多い東京都には東松本、松本などの地名があるようです。
順位 |
都道府県 |
世帯数 |
| 大阪府 | 約60700 |
| 東京都 | 約56800 |
| 埼玉県 | 約45600 |
| 兵庫県 | 約43300 |
| 神奈川県 | 約39000 |
| 福岡県 | 約29600 |
| 千葉県 | 約28200 |
| 愛知県 | 約23200 |
| 静岡県 | 約18700 |
| 北海道 | 約18700 |
全国分布詳細はこちらからご覧いただけます
松本姓の成り立ち
地名 | 地形 | 職業 | 事物 | 拝領 | 合略 | 明治 | 派生 | 外来 |
〇 | 〇 | | | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
松本姓の由来は地名と考えられます。地名由来の名字は名字成り立ちとして圧倒手に多いといわれています。例えば貴族や武士の場合、本拠地がある場所や住んでいる場所、または支配地域の地名から因んだ名字を名乗ったり、出身地の地名を名乗ったりしました。他にも地形から因んでいる場合も考えられます。地形から由来する名字の経緯は、同じ場所に多くの人ア住んでいる場合、その地名を名乗ることができるのは地域の有力者や支配者であり、それ以外の家は周りの地形から名字を名乗りました。帰化した名字には、好きな名字を意味や音から新しく作るもの、元の名前の音に当て字をする人もいます。帰化後につけられる名字はルールがあり常用漢字表に掲げる漢字、別表第二(人名用漢字)に掲げる漢字、片仮名又は平仮名(変体仮名を除く。)の3つの条件を満たすものとなっています。したがってローマ数字やアルファベット、算用数字や記号も使えません。
松本姓の出自
武家 | 公家 | 庶民 | アイヌ | 蝦夷 | 琉球 | 台湾 | 中国 | 朝鮮 | その他 |
〇 | | | | | 〇 | | | | |
出自の一説としては厳しい戦国時代を生き抜いた武家と思われます。琉球王国をルーツとする外来の苗字という説もあります。しかしながら出自にもいくつかの説があり確実な由来はその家に伝わる伝承でしか確認することは難しいと言えます。
氏神の由来を探す
苗字にはその地域で称えられていたものに由来するケースもあります。ここでは"松本"の名がつく神社を紹介しています。
松本神社(まつもとじんじゃ)
東京都羽村市羽西三丁目7番1号
松本神社(まつもとじんじゃ)
長野県松本市丸の内10−37
松本神社(まつもとじんじゃ)
福島県岩瀬郡天栄村大字上松本字妙見山1番
松本神社(まつもとじんじゃ)
香川県さぬき市長尾名字松本738番
松本神社(まつもとじんじゃ)
京都府城陽市奈島16の2番
みんなが知ってる松本さんはこんな人
由来や発祥とは関係ありませんが、本サイトの
松本姓のページで皆さんからいただいたご意見を集計した内容を表示しています。
本サイトのアンケートでは知力派の方が多いようです。またいい人の割合が多く松本姓の方は眉目秀麗な男女が多いようです。
「松本」さんについて教えてください!
苗字の由来
松本姓の読み方や、ローマ字表記、名字としての分析や運勢など、もっと詳しい情報を知りたい方はこちら。
どんな人か教えて!!
あなたがご存知の「松本」さんはどちらかというと頭を駆使する知力派、はたまた肉体勝負の体力派、それとも個性豊かな芸術派?
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こんな名前で呼ばれてます/呼んでます
自分はこんな呼称で呼ばれてます、または松本さんへ皆さんが親しみをもって呼ぶときの愛称やニックネームを教えてください。好意的なものであればあだ名でも構いません。
※ひらがなでお願いします。一回に複数の呼称を入れないようにお願いします。
こんな名前に間違えられました
よく間違えて呼ばれる、誤って覚えられてしまう、宛先でよく間違えられる名前があれば教えて是非ください。結果は近日このページまたは特設ページにて公開させていただきます。
読み間違えはひらがな、書き間違えは漢字でひとつずつお願いします。
≪読み間違え≫※ひらがなで一つずつお願いします
≪書き間違え≫※漢字で一つずつお願いします