誠さん 人気推移

誠さんが男の子の名前としてどの程度人気があったのか、年別に100位以内にランクインしたデータの推移と、ランキングされたその時代の世相と名付けの関係について考察しています。

※101位となっているデータは101位以降の順位であることを表します。

「誠」さんというお名前は男の子の過去の名付けランキングとしては 1949年に10位以内に初めてランクインし、 1957年、1958年、1959年、1962年、1963年、1964年、1965年、1966年、1967年、1969年、1971年、1972年、1973年、1974年、1975年、1976年、1977年、1978年には1位に 18度 輝いてます。 70年間もの非常に長い間とても人気のある男の子の名前です。

誠がランクイン時期の世相と名前ランキングの変遷

敗戦後により軍人から文人へ憧れの対象が変わったためか1947年から3年間「博」の字がトップを占める。

長く続く昭和の時代ですが、昭和の前半27年まで「和」の字を使った女の子の名前が実に1952年まで23回も一位に輝いています。

経済的な豊かさを求める世相の反映から女の子の名前では「恵子」が人気となる。

1915年以来43年間もの長きにわたりランキングしていた「清」がこの年を最後にランク外となる。

1957年から戦後、最も長く続く男の子の名前に君臨するのが「誠」。

「誠」という名前は男の子で通算18年ランキング首位に立った。これはランキングに掲載したすべての名前の中でも最長記録。その理由は様々あるが、1950年代半ばからの忠臣蔵ブーム、1960年代小説とテレビで沸騰した新選組ブームなどと、サラリーマンの急増により会社組織への忠誠心を色濃く反映したと思われる。

昭和35年の浩宮さまのご誕生により、男子には「浩」の字を付けた名前が上位にランクイン。

現在も多い「美」がつく名前が急増したのがこの時期。「明美」「由美」「真由美」がトップテンにランクイン。

これまで女子の名前を独占していた「子」で終わる名前でしたが、1960年前半から上昇し始た「美」のつく名前によりランキングが崩れ、ついに1965年に「明美」という名前が初めて「子」のつかない名前として首位の座を抑える。

早稲田実業の荒木大輔選手により1973年から急上昇し始めたのが「大輔」。いきなり2位にランクインした。

荒木大輔ブームによる「大輔」の名前は1979年から1986年まで8年間もの間首位に居座ることとなる。

1980年には、オリンピックで大活躍したフィギュアスケートの渡部絵美選手にあやかり「絵美」が首位に立った。

1980年代前半には漢字一文字の女このの名前が人気となり「愛」「恵」「彩」「舞」「瞳」などの一文字ブームが到来。「萌」の字が人名漢字に使えるようになったのこの年。

女の子の名前には長らくつくことが多かった「子」の字が1982年を境に急速に消えていきます。

1985年ごろから漫画・アニメで「タッチ」が大ブームとなり徐々に「達也」が上昇し1987年についに1位に輝いた。

昭和61年(1986年)にはトップテンから「子」がつく名前がすべて消え、“子離れ”が決定的になった。

昭和の末期から平成期かけて、高度経済成長の時代から自由や個性が尊ばれる時代となった。このため名前も個性的なものが増え、自由や自然を連想する「樹」「海」「翼」、のびのび育ってほしいという「太」「大」「翔」「悠」「健」などの人気も高まる。女の子には花を連想させる「咲」「花」「菜」などの文字、ひらがなのみの名前なども注目された。

2008年に悠仁親王さまがご誕生され、「悠」の字が人気となり「悠斗」「悠希」「悠人」「悠真」がベストテン入る。

2013年にはついに「悠真」が一位となる。

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人気の名前と世相との関係
日本人の年別名付けランキング歴代第一位一覧表です。こうして名付けランキングを射ていくと日本人の名前にはその時代の世相が色濃く反映されていることが分かります。そうした時代背景と名前の由来を紐づけて、その関係性を一覧表にしていました。

有名人の誠さん

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