"あさい"と読むか"あざい"と読むか

浅井

織田信長の妹が嫁いだことで有名な安土桃山時代の近江の戦国大名浅井氏。

中でも有名な浅井長政がおりますが、一昔前までは"あさい"と呼ばれることが多かったようです。しかし近年ドラマや映画でも"あざい"と読まれることが多くなっています。

これは戦国時代の研究が進み、当時長浜市に合併した滋賀県の旧東浅井郡浅井町という地名が、郡名、町名ともに"あざい"と濁って読むことや、『節用集』という資料に"あざい"とカナが降られていたことに由来しているようです。

しかし『節用集』は"朝倉"も"あざくら"と呼んでいることや、現在の東浅井郡が昔から"あざい"だったかどうかは確証がないため、"あさい"が正しいという説も否定しきれていない。

浅井

このように昔の資料では濁点なのかそうでないのかあいまいなものが多く、同じように正しい読み方が濁るのか否か定かではないものが多いようです。

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