荻野姓の由来

荻野姓に関する由来・ルーツのページです。"荻野"がつく地名、同姓の多い地域、使われている字の意味、成り立ちや出自といった様々な観点でルーツを検証しています。またユーザ様よりよせられたこの姓のルーツや逸話等を掲載しております。掲載されていないルーツや逸話をご存知の方は教えていただけると助かります。

荻野姓の名字の由来と起源に関する投稿

氷見市宇波の荻野一族は、恐らく戦国時代の武将、荻野宗忠の親族の末裔と思われます。荻野宗忠は能登畠山家7代目畠山義総の重臣であった温井総貞の部下でしたが、1555年の内紛で温井氏が謀殺されますので、その頃に荻野一族は宇波辺りへ逃れたのではないかと推測されます。

5/2/23, 12:00 AM

「身延山歴代略譜」に日蓮宗第31世貫主の一圓院日脱上人（1627-1698）について記載があり、「日脱は越中宇波村之産」、その注に「氷見郡ナリ。姓荻野氏。氷見町蓮乗寺ノ檀越ニシテ、今主ヲ荻野五平ト云フ。ソノ高祖ヨリ壇徒三十余家皆ナ荻野ヲ冒シ今二仝寺ニ属スト」とあります。日脱上人は宇波の荻野一族の子孫なのでしょう。

5/2/23, 12:00 AM

先祖が富山県氷見市宇波出身の「荻野」姓の者てす。戸籍では「荻」の字の草冠は横棒が左右に離れた4画です。家紋は「丸に地紙」です。

5/1/23, 12:00 AM

兵庫県丹波市では、信長の時代に氷上郡を赤井氏が治めていました。赤井氏の次男直正は同族の荻野氏に養子に入ったとあります。歴史好きには有名な『丹波の赤鬼』と呼ばれる人物です。同族でありその土地の豪族であった荻野氏とあります。赤井氏は丹波に流れ着いた芦田氏の流れを組むとも、その土地の土豪であった赤井氏との説もあります。荻野もその流れを組み、明智光秀に土地を追われたものの、在地武家として残ったものと思われます。

8/13/21, 12:00 AM

富山県氷見市宇波の集落（約２００世帯）に十数軒の荻野姓があります。皆、一族郎党と思いますが、戦国期に能登の城（七尾城又は穴水城）の落城に伴い、この地へ逃れ住み着いたとの伝承があります。

8/3/17, 12:00 AM

文字の意味から由来を探る

‘荻’の由来

種類：	会意兼形声文字
意味：	おぎ。イネ科の多年草。
由来：	「艸＋音符狄テキ（低くかりたおす、低くふせる）」。

‘野’の由来

種類：	会意兼形声文字
意味：	の。のはら。ありのまま。自然の。いやしい。
由来：	予ヨは、□印の物を横に引きずらしたさまを示し、のびる意を含む。野は「里＋音符予」で、横にのびた広い田畑、のはらのこと。古字の埜ヤは「林＋土」の会意文字。

地名から由来を探る

地名ルーツの名字は多いため地名に名字が含まれるものを見てみましょう。「荻野」を含む地名を都道府県ごとに表示しています。

千葉県
	匝瑳市荻野 (そうさしおぎの)

神奈川県
	厚木市上荻野 (あつぎしかみおぎの)
	厚木市下荻野 (あつぎししもおぎの)
	厚木市中荻野 (あつぎしなかおぎの)

新潟県
	新潟市秋葉区荻野町 (にいがたしあきはくおぎのちょう)
	長岡市荻野 (ながおかしおぎの)
	五泉市荻野島 (ごせんしおぎのしま)
	西蒲原郡弥彦村荻野 (にしかんばらぐんやひこむらおぎの)

兵庫県
	伊丹市荻野西 (いたみしおぎのにし)
	篠山市今田町荻野分 (ささやましこんだちょうおぎのぶん)

佐賀県
	佐賀市嘉瀬町荻野 (さがしかせまちおぎの)

山形県
	天童市上荻野戸 (てんどうしかみおぎのと)
	天童市下荻野戸 (てんどうししもおぎのと)
	西村山郡大江町荻野 (にしむらやまぐんおおえまちおぎの)

栃木県
	大田原市荻野目 (おおたわらしおぎのめ)
	塩谷郡塩谷町原荻野目 (しおやぐんしおやまちはらおぎのめ)

※発祥の地や何らかの関わりがあることを保障するものではありません。もし記載の地名と発祥の関係をご存知の方は是非教えてください。

住んでいる地域から由来を探る

本サイトのデータでは荻野姓の方は全国に殆どいらっしゃらないようす。最も多く住んでいらっしゃる都道府県は埼玉県のようです。その後東京都、兵庫県にいらっしゃる方が多くなっているようです。荻野姓の方は３位までの都道府県における地名には見られないことから、地名が由来というわけではないと思われます。

順位	都道府県	世帯数
	埼玉県	約8800人
	東京都	約7800人
	兵庫県	約6200人
	神奈川県	約5500人
	愛知県	約3900人
	大阪府	約3200人
	群馬県	約3000人
	京都府	約2900人
	静岡県	約2100人
	千葉県	約1900人