苗字南の由来

南姓に関する由来・ルーツのページです。"南"がつく地名、同姓の多い地域、使われている字の意味、成り立ちや出自といった様々な観点でルーツを検証しています。またユーザ様よりよせられたこの姓のルーツや逸話等を掲載しております。掲載されていないルーツや逸話をご存知の方は教えていただけると助かります。

名字の由来と起源

【皆さんからいただいたコメント】

南さんはきっと日本の南の方に住んでたんだわ。
一文字姓と言うのは、足らず苗字とされていました。一般的には二文字姓を基本とします。特に方角を示す一文字姓は、単なる特定地域民とされます。
地域の南エリアに住む人達を表しています。東西南北、それぞれ有りどのエリアの衆か分かり安く区分けされた名字です。
同じ南を名乗る者でも、様々な家格の家が存在するようですが、基本的に平民です。
南果歩（みなみかほ）さん。母方の祖父は韓国慶尚北道出身で両班の家系、さらにさかのぼると唐の役人、兵庫県尼崎市出身
南国リゾートと言われるよに、暖かくて豊かなイメージなんですけど。
君主（国王や皇帝）などは好んで南向きの方角を向いて瞑想していた。
富山県の砺波に南朝の遺臣がいて、その人たちが南姓を名乗ったそうです南朝が負ける前からいたらしく、いろいろと異動しながら増えていったようです遡ると大伴家持の部下としてついてきた橘氏と現地の豪族の娘との末裔らしいです
四国の宇和島市に多いと聞いたことがある。
風水では南は火の気により、停滞した気や悪いものを燃やすような作用があるとされ、王侯貴族達の玉座は南を向く。
南野陽子（みなみのようこ）兵庫県伊丹市出身も本名で南がついてます。有名人が多いですね。
象形文字で、草木を暖かい家屋に入れて栽培するさまを表したところから、「囲まれて暖かい」という意味

南さんの由来をこちらで募集中です!!

南さんの由来・ルーツ、起源や逸話などをご存知の方教えてください。よろしくお願いいたします。

文字の意味から由来を探る

‘南’の由来

種類：	会意兼形声文字
意味：	みなみ。
由来：	原字は、納屋ふうの小屋を描いた象形文字。南の中の形は、入の逆形が二線にさしこんださまで、入れこむ意を含む。それが音符となり、屮（くさのめ）とかこいのしるしを加えたのが南の字。草木を囲いで囲って、暖かい小屋の中に入れこみ、促成栽培をするさまを示し、囲まれて暖かい意。転じて、暖気を取りこむ南がわを意味する。北中国の家は北に背を向け、南に面するのが原則。

地名から由来を探る

地名を起源とする名字は多くあります。「南」を含む地名は全国に多数存在するため一部のみ表示しています。

北海道

札幌市南区(さっぽろしみなみく)

空知郡南幌町(そらちぐんなんぽろちょう)

空知郡南富良野町(そらちぐんみなみふらのちょう)

青森県

南津軽郡藤崎町(みなみつがるぐんふじさきまち)

南津軽郡大鰐町(みなみつがるぐんおおわにまち)

南津軽郡田舎館村(みなみつがるぐんいなかだてむら)

三戸郡南部町(さんのへぐんなんぶちょう)

宮城県

本吉郡南三陸町(もとよしぐんみなみさんりくちょう)

秋田県

南秋田郡五城目町(みなみあきたぐんごじょうめまち)

南秋田郡八郎潟町(みなみあきたぐんはちろうがたまち)

南秋田郡井川町(みなみあきたぐんいかわまち)

南秋田郡大潟村(みなみあきたぐんおおがたむら)

山形県

南陽市(なんようし)

福島県

南相馬市(みなみそうまし)

南会津郡下郷町(みなみあいづぐんしもごうまち)

南会津郡檜枝岐村(みなみあいづぐんひのえまたむら)

南会津郡只見町(みなみあいづぐんただみまち)

南会津郡南会津町(みなみあいづぐんみなみあいづまち)

群馬県

甘楽郡南牧村(かんらぐんなんもくむら)

埼玉県

さいたま市南区(さいたましみなみく)

※発祥の地や何らかの関わりがあることを保障するものではありません。もし記載の地名と発祥の関係をご存知の方は是非教えてください。

住んでいる地域から由来を探る

本サイトのデータでは南姓の方は全国に106100世帯ほどいるようで、日本で200番目に多い名字のようです。最も多く住んでいらっしゃる都道府県は大阪府のようです。その後兵庫県、東京都にいらっしゃる方が多くなっているようです。最も多い大阪府と2番目の兵庫県の差は倍以上あるため、もしかすると大阪府がこの苗字発祥の地といえるかもしれません。南姓の方は３位までの都道府県における地名には見られないことから、地名が由来というわけではないと思われます。

順位	都道府県	世帯数
	大阪府	約21300
	兵庫県	約7300
	東京都	約6300
	石川県	約5900
	北海道	約5600
	鹿児島県	約5000
	奈良県	約4200
	福岡県	約3800
	神奈川県	約3800
	京都府	約3700

全国分布詳細はこちらからご覧いただけます

南姓の成り立ち

地名	地形	職業	事物	拝領	合略	明治	派生	外来
	〇				〇	〇		〇

南姓の由来は地形と考えられます。地形に由来する名字となる経緯は、一つの集落がある場合、その地名を名乗ることができるのは地域の有力者や支配者であり、それ以外の家は周りの地形から名字を名乗りました。また方位を地形と合わせた名字も多く、南姓の場合この可能性も考えられます。他にも明治の政令による改名が起源のものもあります。帰化した名字には、好きな名字を意味や音から新しく作るもの、元の名前の音に当て字をする人もいます。帰化後につける名字にはルールがあり常用漢字表に掲げる漢字、別表第二（人名用漢字）に掲げる漢字、片仮名又は平仮名（変体仮名を除く。）の３つの条件を満たすものとなっています。したがってローマ数字やアルファベット、算用数字や記号も使えません。