2014年「全国社長 姓名」調査

東京商工リサーチの調べ2014年度の全国の社長の名前ランキングです。最も多かった名前は「佐藤誠」で、その他のランキングや傾向について記載しています。 ※本調査は、東京商工リサーチの企業データベース267万社(2014年12月時点)から、社長の姓名、ヨミガナなどを抽出し集計した。前回調査は2011年8月。 本記事の出典はexiciteニュース

社長の多い名字

名字と社長の関係性という観点でいえば多くの場合無いといえるかもしれませんが。 記事の内容にある通り多い社長に姓は人口も多くなっています。東遠と言えば当然です。そこで名字の推定人口と社長の多い姓ランキングを比較してみましょう。
順位人口順位
1位佐藤1位
2位鈴木2位
3位田中4位
4位山本7位
5位中村8位
6位伊藤6位
7位小林9位
8位加藤10位
9位吉田11位
10位高橋3位
11位の吉田姓以外は全て人口の上位10位がランクインしていることが分かる。ちなみに人口順位10位以内で社長姓ランキングに入っていなのは渡辺姓。渡辺姓は人口では5番目におおい名字になります。 記事の内容では全国構成について1位の佐藤姓については ‟「比率が高かったのは秋田県の7.1%だった。次に山形県6.7%、宮城県5.9%、福島県4.8%と続き、東北地区が上位を占めた。” 2位の鈴木姓については ‟「鈴木」姓の比率が最も高かったのは静岡県の4.8%だった。次に福島県4.0%、山形県3.1%、宮城県2.8%の順だった。” 2位の田中姓については ‟「田中」姓では、最も比率が高かったのは佐賀県の1.9%。次に鳥取1.66%、滋賀県1.65%、福井県1.59%、京都府1.50%、長崎1.50%と続き、西日本での比率の高さが目立った。” としている。

地域別による違い

地域別にみていくと、 北海道・東北では「佐藤」、関東では「鈴木」、中部は「加藤」と「伊藤」、北陸・近畿・中国では、「山本」と「田中」、 九州は「田中」など全国でもランキング上位者が目立っているようですが、一部地域では面白い傾向がみられるようです。 そうした特殊性が見られるのは、青森県の「工藤」、徳島県の「近藤」、愛媛県の「村上」、宮崎県の「黒木」と沖縄県の「金城」となっており、全国ではランクインしていない地域特性の強い名字と言えます。 これらも実は都道府県の人口に比例しているものが多く、青森県は工藤姓は最も人口多く、徳島県は近藤は3位、愛媛県は村上が2位、宮崎県は黒木姓は1位、沖縄県も金城姓は最多となっています。
このようにしてみると特殊な地域があると面白かったですが、やはり結局人口が多い姓がランクインしていると言えてしまいそうです。

社長の多い名前

名前も推定人口順位と比べて見ました。
順位人口順位
1位12位
2位3位
3位2位
4位10位
5位16位
6位11位
7位5位
8位9位
9位1位
10位44位
人口上位がランキングしていることには違いありませんが、名字ほど一致はしているとは言えないようです。 1位の誠さんは人口順位では12位。記事内では“1957年(昭和32年)から1978年(昭和53年)までのうち通算18年で男性の生まれ年別の名前ランキングで首位を占めたことも影響した。”とあり年齢的に社長になる世代の人口の影響が大きいことが伺えます。 目立つところでは10位にランクインした徹さんは44位となっており、この「徹」という文字を名前に付けると子供が社長になれる可能性が高いのかもしれません。 また文字素については1文字が非常に目立つのもわかります。 ところが上位ランクだけでなく社長全体でみると、“2文字が約8割(構成比77.2%)で、1文字の構成比は15.7%。3文字が6.9%”となっているようです。

同姓同名社長のトップは「佐藤誠」

同姓同名の社長では最も多かったのが名字トップと名前トップの組み合わせである「佐藤誠:さんで174社もあったどうです。 主な上場会社では、東証2部上場で居酒屋等経営のSFP ダイニング(株)など。2位以降は「鈴木隆」さん、「鈴木茂」さん、「田中博」さん、「鈴木誠」さん、「佐藤博」さんの順となっているようです。
東京商工リサーチ 2014年「全国社長 姓名」調査より

参考にした記事の概要

  • 社長の姓は「佐藤」がトップ
  • 東日本は「佐藤」「鈴木」、西日本は「田中」「山本」が多数
  • 同姓同名社長のトップは「佐藤誠」
  • 社長の名前カナ別 「ヒロシ」が断トツ

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