苗字粟村の由来

粟村姓に関する由来のページです。人口の多い地域、使われている漢字、"粟村"を冠する発祥の地、名字成り立ちや出自といった様々な観点でルーツを検証しています。またユーザ様よりよせられたこの名字の由来、逸話等を掲載しております。本ページに掲載されていないルーツや逸話をご存知の方は是非教えてください。

名字の由来と起源

【皆さんからいただいたコメント】

「粟村」姓は、広島県が全国の過半数を占め、その東部の尾道市や福山市に多く集中。この広島県東部の「粟村」は、＜旧＞沼隈郡西村（＜現＞尾道市西藤町あたり）がルーツ。 ”西村”の粟村家についての伝承を、『備陽六郡誌＜外篇、沼隈郡之一、西村＞』【掲載本は『備後叢書・１』545頁】が記述している。『備陽六郡誌』とは、福山藩士の宮原直倁【ゆき】（1702～1776年）が元文末年（1740年頃）より30余年に亘り記した自筆稿本で，縦23cm，横16cmの冊子本44冊からなる郷土史の貴重な史料。『備陽六郡誌』に書いてある”西村の「粟村家」”の内容を以下に記す。・八幡／山王／権現を合わせた神社1社あり。往古は3社だった。熊野権現は粟村の先祖が勧請したのだろう。・風呂屋という字（アザ）あり。粟村という一党がいる。・いづれの頃か、都より当国へ流された人がいる。熊野に詣る事七度に至り、感応の告あって富饒になったた　め、より信心は増した。年々詣っていたが、熊野神子の美麗なるを連れて帰り妾とした。・妻の嫉妬は甚だしく、浴室に入ったところを外より戸を閉めて焚殺した。その浴室跡を今風呂屋という。・妾は死するときに叫んで、「後世、子々末々に至って貧窮にしてやる」と言ったとか。・この粟村一党の者達は、いずれも豊かなる者はいない。しかしながら、往古より久しき家筋の者なので、一村　の者達は疎かにはしていない。

粟村さんの由来をこちらで募集中です!!

粟村さんの由来・ルーツ、起源や逸話などをご存知の方教えてください。よろしくお願いいたします。

文字の意味から由来を探る

‘粟’の由来

種類：	会意文字
意味：	もみ。外皮に包まれた状態の米。あわ。イネ科の一年草。
由来：	「西（ばらばらになる）＋米」。小さくて、ぱらぱらした穀物をあらわす。

‘村’の由来

種類：	会意兼形声文字
意味：	むら。むらざと。地方自治体の一つ。
由来：	寸は、手の指をしばしおし当てること。村は「木＋音符寸」で、人々がしばし腰をおちつけた木のある所をあらわす。

※発祥の地や何らかの関わりがあることを保障するものではありません。もし記載の地名と発祥の関係をご存知の方は是非教えてください。

住んでいる地域から由来を探る

本サイトのデータでは粟村姓の方は全国に1700世帯ほどいるようで、日本で6128番目に多い名字のようです。最も多く住んでいらっしゃる都道府県は広島県のようです。その後東京都、大阪府にいらっしゃる方が多くなっているようです。最も多い広島県と2番目の東京都の差は倍以上あるため、もしかすると広島県がこの苗字発祥の地といえるかもしれません。粟村姓の方は上位３位までの都道府県における地名には見られないため、地名から来た名字ではない可能性が高いです。

順位	都道府県	世帯数
	広島県	約890
	東京都	約260
	大阪府	約150
	神奈川県	約70
	福岡県	約60
	兵庫県	約60
	石川県	約40
	埼玉県	約40
	長崎県	約20
	愛知県	約20

全国分布詳細はこちらからご覧いただけます

粟村姓の成り立ち

地名	地形	職業	事物	拝領	合略	明治	派生	外来
〇	〇

粟村姓のルーツは地名です。地名から由来する苗字は名字の成り立ちとして非常に多いといわれています。例えば武士や貴族などの場合、邸宅のある場所や、支配地域の地名にちなんだ苗字を名乗ったり、出身地の地名を名乗ったりしました。他にも地形から因んでい場合もあります。地形由来の苗字の経緯は、ある程度人が住む同じ地域の中で、その地名を苗字として名乗ることができるのは地域の有力者や支配者であり、それ以外の人々は周りの地形から苗字を名乗りました。