苗字長棟の由来

長棟姓に関する由来のページです。人口の多い地域、使われている漢字、"長棟"を冠する発祥の地、名字成り立ちや出自といった様々な観点でルーツを検証しています。また皆様よりよせられた名字のルーツや逸話等を掲載しております。本ページに掲載されていないルーツや逸話をご存知の方は是非教えてください。

名字の由来と起源

【皆さんからいただいたコメント】

由来やルーツは不明。しかし、以下のような考察はできるかもしれない。兵庫県赤穂市塩屋、岐阜県郡上市八幡町に長棟姓が集中している地域が有る。北海道の長棟姓は明治期に赤穂市塩屋から移住した方が多く、愛知県名古屋市の長棟姓は郡上市八幡町から移住した方が多いとのこと。山口県宇部市、徳山市、鳥取県倉吉市、富山県富山市にも長棟姓を名のる家の江戸時代からのルーツが有るとのこと。いずれも、江戸期までは屋号を、明治３年の平民苗字許可令以降に「長棟」姓を名のっている。明治以降に長棟姓を名のる家のルーツが、江戸時代に既に中国、近畿地方に加えて、遠く離れた岐阜県郡上市八幡町、富山県富山市にも存在し、親族関係もほとんど無い状況の中で、平民苗字許可令以降に「長棟」姓を名のっていることや、「長棟」という地名に基づく姓とは考え難いことから、明治以前から苗字としての「長棟」、あるいは「ながむね」をそれぞれの地域の家で代々伝えてきて、明治の平民苗字許可令に際して、この苗字を姓とした可能性が考えられる。なお、富山県と岐阜県の県境に現在「長棟（ながと）川」、「長棟（ながと）鉛山」などの地名が見られるが、江戸時代には「長戸（ながと）川」、「長戸（ながと）鉛山」と表記されており、この地名が「長棟」姓のルーツとは考え難い。「ながむね」という姓は「長棟」以外にも、「長宗」、「永宗」、「永棟」が有る。「長宗」姓は徳島県徳島市、岡山県赤磐郡熊山町、京都府京都市、大阪府大阪市、山口県防府市など中国、四国、近畿地方に比較的多く見られる。また、「永宗」は岡山県和気郡佐伯町に集中して見られ、こちらがルーツと考えられる。一方、「永棟」はこれらの地域から遠く離れた千葉県長南町に集中して見られ、中国、近畿地方を中心とする他の「ながむね」３姓とは分布が大きく異なっている。「長宗」姓については、姓氏家系大辞典第３巻（太田亮著、角川書店）４２６７ページに以下の記載が有る。１. 長宗宿禰　　賀茂氏の族にして、「続日本後記」承和２年（８３５年、平安時代前期）十月期に「摂津（現在の大阪府北中部と兵庫県南東部）国人従五位下長我孫葛城、およびその同族、合わせて三人に、姓を長宗宿禰と賜う」事代主命八世の孫・忌寸（一本作毛）宿禰の苗裔也。

長棟さんの由来をこちらで募集中です!!

長棟さんの由来・ルーツ、起源や逸話などをご存知の方教えてください。よろしくお願いいたします。

文字の意味から由来を探る

‘長’の由来

種類：	象形文字
意味：	ながい。ながさ。ながく。おさ。かしら。たける。はじめ。
由来：	老人がながい頭髪をなびかせてたつさまを描いたもの。

‘棟’の由来

種類：	会意兼形声文字
意味：	むなぎ。むね。屋根の最も高いところ。家・建物を数える助数詞。かしら。
由来：	「木＋音符東（まん中を通す）」。家の頂上をとおすむな木。

※発祥の地や何らかの関わりがあることを保障するものではありません。もし記載の地名と発祥の関係をご存知の方は是非教えてください。

住んでいる地域から由来を探る

本サイトのデータでは長棟姓の方は全国に910世帯ほどいるようで、日本で8857番目に多い名字のようです。最も多く住んでいらっしゃる都道府県は兵庫県のようです。その後山口県、東京都にいらっしゃる方が多くなっているようです。長棟姓の方は上位３位までの都道府県における地名には見られないため、地名から来た名字ではない可能性が高いです。