苗字玉野の由来

玉野姓に関する由来のページです。人口の多い地域、使われている漢字、"玉野"を冠する発祥の地、苗字成り立ちや出自といった様々な観点でルーツを検証しています。またユーザ様よりよせられたこの苗字のルーツや逸話等を掲載しております。本ページに掲載されていないルーツや逸話をご存知の方は是非教えてください。

名字の由来と起源

【皆さんからいただいたコメント】

伊勢の玉野姓について・要約　　　少数名字の玉野姓、特に伊勢国の玉野姓は、全国有数の玉野郷（旧磐城国）の発祥説がある。ただし、江戸後期までの各藩の「家臣名簿」（公家や城主、家臣、並びに僧、神官、藩に仕える豪農や豪商等の全国3万苗字）の中に玉野姓は見つけられなかった。山水的地形姓のような玉野姓は、古代から江戸期にかけて、玉野郷に関わった僧：玉野上人や公家：玉野式部の略称の伝説や記述が現れ、その後に各地に玉野の地名も興っているが、苗字として記述はそこに確認できなかった。　以上のことから、名字としての玉野姓は、明治政府による布告：平民苗字許容令（1870年）と平民苗字必称令（1875年）による自由創出名字（12万苗字）以降と推察される。当時は、百姓や町人の大部分が、祖先の地を付ける者が多く、屋号や職業名がそれに続き、落人で農家/町人等に転じた元武士が元の名字に戻す例もあった。こうした名字が地元の村長等の監修の下、戸籍に記載された。伊勢の玉野の姓や屋号も同様と推察され、御先祖の出身地が玉野郷の地名姓と考えるのが妥当である。　伊勢の玉野姓の磐城国玉野郷発祥説については、双方の史述等から可能性を確認できた。中でも磐城国白河結城氏藩内の東白河郡玉野村（現・棚倉町玉野）から伊勢国北畠藩内への移住は南北朝時代の史述が双方に存在する。一方、名字辞典等に記載の磐城国霊山東麓の玉野郷伝来説は国司・北畠氏以降の戦乱で資料が消失し、伝説以外を確認できなかった。さらに、近年のネット上の名字由来辞典に記載の諸説の由来や、全国各地の玉野郷と伊勢への伝来等についても、同様に史述では確認することができなかった。（以上、2023年4月27日現在までのI市学芸員T様（専門：古代遺跡/古文書/古代史）の調査結果とＫの考察より）。

玉野さんの由来をこちらで募集中です!!

玉野さんの由来・ルーツ、起源や逸話などをご存知の方教えてください。よろしくお願いいたします。

文字の意味から由来を探る

‘玉’の由来

種類：	象形文字
意味：	たま。美しい石。
由来：	細長い大理石の彫刻を描いたもので、かたくて質の充実した宝石のこと。三つの玉石をつないだ姿とみてもよい。楷書では王と区別して丶印をつける。

‘野’の由来

種類：	会意兼形声文字
意味：	の。のはら。ありのまま。自然の。いやしい。
由来：	予ヨは、□印の物を横に引きずらしたさまを示し、のびる意を含む。野は「里＋音符予」で、横にのびた広い田畑、のはらのこと。古字の埜ヤは「林＋土」の会意文字。

地名から由来を探る

地名ルーツの名字は多いため地名に名字が含まれるものを見てみましょう。「玉野」を含む地名を都道府県ごとに表示しています。

福島県

相馬市玉野(たまの)[相馬市]

相馬市東玉野(ひがしたまの)[相馬市]

東白川郡棚倉町玉野(たまの)[東白川郡棚倉町]

千葉県

愛知県

春日井市玉野台(たまのだい)[春日井市]

春日井市玉野町(たまのちょう)[春日井市]

滋賀県

大津市玉野浦(たまのうら)[大津市]

兵庫県

加西市玉野町(たまのちょう)[加西市]

岡山県

玉野市(たまのし)

※発祥の地や何らかの関わりがあることを保障するものではありません。もし記載の地名と発祥の関係をご存知の方は是非教えてください。

住んでいる地域から由来を探る

本サイトのデータでは玉野姓の方は全国に4900世帯ほどいるようで、日本で2835番目に多い名字のようです。最も多く住んでいらっしゃる都道府県は山口県のようです。その後東京都、大阪府にいらっしゃる方が多くなっているようです。玉野姓の方は上位３位までの都道府県における地名には見られないため、地名から来た名字ではない可能性が高いです。

順位	都道府県	世帯数
	山口県	約550
	東京都	約550
	大阪府	約510
	兵庫県	約430
	栃木県	約300
	愛知県	約260
	神奈川県	約230
	埼玉県	約230
	千葉県	約200
	三重県	約170